東大OP
8/2 ~ 8/5
なんだか受験から遠ざかっているように見えるが、東大受験への熱意が消えたということはなかった。ちゃっかりと東大OPの申し込みを済ませており、とりあえず大学の試験終了~OPまでの4日間、久々に「受験生」になってみることにした。OPの出来で、仮面浪人の実現可能性がどれくらいなのか測りたかった。
4日という限られた時間で、まずは数学の感覚を取り戻そうと河合の教材の復習をした。道半ばで止まっていた受験勉強を久々に再開できて、ただただ純粋に楽しかった。他の教科に関してはほぼほぼ手つかずのまま、OPを迎えた。
8/6,7 第1回東大即応オープン
結果は以下の通り。
英語 60
数学 68
国語 --
物理 35
化学 20
総合 210台(A)
総合210点超え・余裕のA判定と、まさかの過去最高の出来だった。
手応え的には、数学・物理・英語あたりは一浪までで散々演習形式の練習をしていたからか、半年のブランクがあってもほぼ違和感なく解くことが出来た。
古典・無機有機あたりの暗記分野は流石に不安だったが、なんとかなってしまった。自分の性格的に、基礎を着実に固めていくタイプだったので、半年程度ではあまり忘れなかったのかもしれない。
この結果を見た感想としては、これにドイツ語差し替えを利用すれば、本当に仮面浪人が成功しちゃいそうけどマジか、という驚きが大きかった。と同時に、なぜこれだけの成績が取れるのに、去年理2さえも落ちてしまったのか、という失望も大きかった。
8/8
OPの翌日、大学関係の見学会のようなものに参加した。その帰り道、新宿の紀伊国屋に立ち寄り、ドイツ語の参考書を購入した。買ったのは、文法系の「ドイツ語練習問題3000題」「必携ドイツ文法総まとめ」と単語系の「新 独検対策4級・3級必須単語集」の3冊で、これらは受験終了まで大変お世話になるバイブルになった。
夏の勉強内容
8/9~
以降の夏休みは、サークル等のいくつかのイベントを除き、受験勉強に本腰を入れていった。中心となるのはドイツ語の文法・単語で、あとは化学の無機有機、古典、リスニングなども並行して勉強した。
といっても、そこまで追いつめられるように勉強していた訳ではなく、自宅で6~7時間/日くらいのペースでのんびりといった感じだった。むしろ、陰キャなので大して辛くはなかったものの、「周りが夏休みを満喫してる中、何やってんだろう」という後ろめたさ・虚無感があり、焦りとは真逆の精神状態になるのも仮面浪人特有のものなのかもしれない。
また、ここまで至っても、東大を受験することを100%決めたわけではなく、謂わば宙ぶらりんの状態だった。OPを経て仮面成功が現実的になってきたことで、2浪東大のリスク(成績面、進振り、研究室、就職、人間関係等々)も意識するようになり、受験勉強はしつつもいまいち仮面に踏み込み切れない、といった感じだった。
そんな話を、毎晩のように2浪仲間のK君にLINEで聞いてもらっていた。仮面中終始だが、K君の存在がなければ途中でメンタルが終わっていたと思う。
受験許可証?二重在籍?
事務的なお話。ネットで調べてもわからないことが多々あったので、夏休みの時点で、早稲田理工及び東大の入試課に電話してみた。判明したのは以下の通り。(当時のメモが出てきたので添付)
- 早稲田大学に在籍しながら他大学を受験する際に、許可証等は必要ない
- 4/14までに退学届を提出すれば、3/31付で早稲田大学を退学できる
- 退学証明書が発行可能なのは、4/1以降
- 原則3/31までに東京大学に退学証明書を提出する必要がある
- ただし、3/31までに間に合わない場合、後日教養学部窓口に提出すればOKで、二重在籍にはならない
※あくまで2016年時点の情報なので、鵜呑みにはせず自分で調べ直した方がいいと思われます
ということで、早稲田では受験の際に特別な手続きは必要なく、二重在籍の心配もないとわかった。
そうこうしているうちに9月中盤を迎え、センターの出願締め切りが迫ってきた。本当に東大を受けるかは考え中ながら、近くの大学に願書を、高校に卒業証明書を貰いに行って、とりあえずはと出願を完了させた。